高浜町御贄(みにえ)献上行列
 
参加団体の活動報告 ●高浜町「御贄(みにえ)献上行列


それは、1枚の木簡から始まった。
若狭高浜から平城京へ、130キロの旅

御贄(みにえ)献上行列

   平成21年御贄献上行列企画が始動
 高浜町は、古代から海産物を都へ供給する「御食国(みけつくに)」であったことは、平城宮出土木簡が証明しており、平成18年からは、『すし発祥の地』として「若狭たかはま鮨」のブランド化プロジェクトが進められています。このような中、木簡出土地である奈良において、「平城遷都1300年祭」が開催されるニュースがもたらされ、高浜町を全国へアピール出来る好機として、平成21年度、『御贄献上行列』事業が始動しました。  
出発式

鯛すし木簡

  御贄献上行列による各方面への波及
 この御贄献上行列により、幾つかの町民参加の場が生まれました。まず、青郷公民館にて、町民募集による「届け!青の里からのメッセージ」という木簡によるメッセージレター事業が実施され、平城遷都1300年会場に届ける木簡レターが約3百通集まりました。また、郷土資料館では、行列を記念した「御贄・木簡特設展」が開かれました。
「古代の鯛ずし」の再現では、「若狭たかはま鮨ブランド化推進協議会」の委員の皆さんの参加を、また、「古代製塩」再現では、地元の小学生やお年寄りの多くの皆さんの参加を頂きました。
4月24日の平城遷都1300年会場での「御贄献上式」には、当初40名の予定のところへ100名を越える応募を頂いて、実行委員会自体が選考に苦慮する位の反響となりました。更には、この行列を記念して、奈良市の大手スーパーでは、「若狭高浜フェア」も同時開催され、高浜町の観光・物産の総力を挙げた全町的な取り組みとなりました。
このように、この御贄献上行列を契機とした町民参加への拡がりは、掛けがいのない成果のひとつでもあります。
 
町民からの木簡メッセージ
平城京会場に展示




町民参加の古代製塩の再現 

  歴史的事業だからこそ、確かな時代考証にこだわる
千数百年前の食の再現とそれを奈良平城京へ届ける事業として、献上品を運ぶ人の装束、備品など、まず時代考証が行われました。そしてそれに基づき、木簡に記された「鯛すし」「塩」の再現を古代の製法により実施し、マスコミを含めて大変話題となりました。
こうして、平成22年4月20日から24日にわたり実施され、盛況のうちに終了した「御贄献上行列」。スタートからゴールまで写真で振り返ってみます。

製塩用土器、運搬用土器も作成


装束も当時のものを再現 

「鯛すし」の再現 伝承料理研究家 奥村彪生先生
の指導により町民有志が再現

  御贄献上行列の行程
  平成22年4月20日(火)平城京へ出発
8時10分、西の鯖街道の起点である高浜漁港を出発。役場での出発セレモニーの後、長い奈良への旅がスタートしました。
おおい町名田庄を経由し、南丹市美山支所まで約40キロを踏破しました。初日は約50名の方が応援歩行に駆けつけてくれました。



4月21日(水)杉坂口を目指します
2日目は、南丹市美山支所から京都市京北の杉坂口まで約35キロの行程でした。この日の天気は、お日様も顔を出し、歩きやすい一日でした。



4月22日(木)京都市内を縦断
3日目は、杉坂口から京見峠を越え、京都市内を縦断し城陽までの行程、約35キロでした。この日は一日中、大雨。最悪のコンディションでした。



4月23日(金)いよいよ奈良入りで
4日目は、城陽から奈良平城宮跡まで約20キロ、横田隊員まだ歩けそう。田中隊長は満身創痍でのゴールでした。



4月24日(土) 御贄献上式
この日は、平城遷都1300年祭会場での「御贄献上式」。バスでかけつけてくれた100名の町民の皆さんと一緒に参加しました。御贄献上行列、最大の晴れ舞台。大いに高浜町をPRすることが出来ました。

高浜町をスタート
 
里山の緑と空気に癒されて

京都駅を縦断

朱雀門にゴール

赤ふん坊や、せんとくんの2ショット

献上式で、野瀬町長が
奈良市長へ献上品書面伝達
 
100名を越える高浜町民参加

 町の歴史的資源を再認識できた130キロの旅
「御贄献上行列」並びに「御贄物産展 若狭高浜フェア」も、大きな事故もなく盛況のうちに終了することが出来ました。行列道中は、高浜町をはじめ沿線住民の方々から「がんばれ!」という熱い声援の中歩いて参りました。
実行委員会を代表しまして、言葉では言い尽くせませんが、ご支援、ご協力に対して深く深く感謝申し上げます。
今回の「御贄献上行列」を通して、高浜町を広く全国にアピールできたものと考えており、また、町民の皆様方には、高浜町固有の資産「木簡」の認識を改めて深めて頂ける機会になったものと喜んでおります。
最後になりましたが、実行委員会委員の皆様をはじめ、それぞれのお立場で絶大なるご協力いただきました皆様に対し深く感謝申し上げます。すべての方々に、本当にありがとうございました。(感涙)
 高浜町御贄献上行列実行委員会
 会 長  田 中 康 隆
 
若狭高浜町 若狭おおい町 南丹市美山町 京都市右京区京北