高浜町御贄(みにえ)献上行列
 
 参加団体の活動報告 ●「歩こう・学ぼう・西の鯖街道」

  (財)京都ゼミナールハウスでは、地元の郷土史家をコーディネーターとして、西の鯖街道のルートを歩き、学ぶ市民対象の講座を連続開催しています。
お問合せ:TEL 0771-54-0216 

   初日の午前中1時間半、教室でその日のルートの歴史や自然について講師の話を聞き、それから街道を歩きます。史跡や植物、動物の自然観察を楽しみながら、街道筋の歴史・伝承について地元の郷土史家などから教えていただいています。

 ◆平成21年度 
 5月9日・10日
神楽坂峠越えと高浜
9日 美山宮脇の道相神社から神楽坂を越えて峠の愛宕山遥拝所を訪ねる。
10日 高浜漁港見学、郷土史家の舘太 正さんの講義を聞きました。その後、鯖街道の銅像を訪ね、福谷坂を越えました。

  
高浜漁港    舘太さんの講義

 
 鯖街道の銅像


6月13日・14日
卒塔婆峠、祖父谷峠から桟敷ヶ岳

13日 廃村八丁へ続く卒塔婆峠から小塩へと歩く
14日 立派な杉の巨木と昔の石仏が残り、往時の石垣もある古道を祖父谷峠へ、さらに桟敷ヶ岳を往復。暑い日でしたが、自然林の稜線歩きは快適でした。

 
 卒塔婆峠の道    小畑先生の話を聞く


9月19日・20日
佐々江峠・海老坂峠から、玉岩地蔵まで
19日 明日ヶ谷から佐々江峠を越え矢代まで歩く。昔から信仰の篤い地蔵堂などを地元の人に案内いただき、矢代ではあやめ塚を訪れ、平安時代に思いを馳せました。
  
玉岩地蔵

20日 板橋から海老坂峠を越えました。峠道は古道の雰囲気がいっぱい。峠にある室町時代の宝きょ印塔も見学。さらに、四ッ谷に下り、八百比丘尼ゆかりの玉岩地蔵を拝観。地元の方に由緒ある地蔵堂の中に入れていただきました。

 
 宝きょう印塔    明日ヶ谷の地蔵堂 


10月10日・11日
茶呑峠越え・縄野坂から山国神社へ

10日 稲荷谷から茶呑峠へと登り、大森西町まで歩きました。峠の地蔵さんに歴史を感じ、また往時の人や物資の往来の賑いを思いました。
11日 五本松から昔の街道の石標を観察しながら、謂われ多い縄野坂を越え、山国神社へ秋の里を歩く。山国神社では、立派な神輿や維新で活躍した維新勤王隊の鼓笛隊行列など秋祭を楽しみ、山国隊が祀られている山国護国神社で解説を聞きました。

 
 茶呑峠の地蔵さん    山国隊の行進

 
 ◆平成22年度
 5月15日・16日
名田庄(なたしょう) 晴明ゆかりの里

15日 小畑先生による西の鯖街道の講義後、野鹿の滝見学と昼食。暦会館で暦の講義を受け、土御門家墓所訪問と改築中の薬師堂を見学。
    野鹿の滝    
土御門家墓所前

     土御門家墓

16日 堀越峠近くから棚野坂を越え、ブナ林の中を坂尻へと街道歩き。昼食と自己紹介を棚野坂の六石仏付近で行う。
  
 棚野坂    棚野坂の六地蔵


6月12日・13日
小野郷、そして高浜 秘仏馬頭観音に出会う
12日 小畑先生による西の鯖街道や街道筋の自然についての講義。細野滝ノ町付近から笠峠を越え小野郷へ、小野郷から供御飯峠を越え、杉坂口までの街道歩き。
  笠峠    供御飯峠の巨木と地

13日 バスで高浜へ。高浜漁港のセリの風景を見学後、舘太先生の案内で、高浜城跡を探索、明鏡洞前の公園で昼食後、青海神社参拝。中山寺では33年ぶりに開帳の秘仏「馬頭観音」を拝観し、杉本住職から丹波茶や北廻船、中国貿易による交流など西の鯖街道に関連した有意義な話を聞きました。

 中山寺にて杉本住職から話を聞く    馬頭観音


9月18日・19日

美山 美山の自然と鄙の菓子「栃餅づくり」
18日 小畑先生による西の鯖街道の講義後、東 氏の美山の文化財についての講義。昼食後、バスで移動し、権蔵坂を目指しての街道歩き。
  権蔵坂
19日 鴨瀬谷からバスで移動、馬場の滝や周辺を観察。佐々里までの谷沿いの街道歩きと昼食。午後は、京都府ゼミナールハウスにて栃餅作りの体験。

 
 馬場の滝    馬場坂周辺の自然観察

   八丁川沿いの林道歩き    栃餅づくり

10月16日・17日

京北 安倍貞任ゆかりの地探索と民衆田楽を鑑賞
16日 小畑先生による西の鯖街道の講義後、地元郷土史家による安倍貞任伝説や平泉中尊寺の藤原三代と京北のつながりなどを話を聞き、午後は「貞任塚」を参りました。
  
石井先生の講義   貞任塚これこそほんまもんの塚
17日 京都府ゼミナールハウスから矢代の日吉神社までの旧道を歩き、昼食後無形文化財の「矢代田楽」を鑑賞し、神主さんから説明を聞きました

  矢代田楽

 
 ◆平成23年度
23年度は、街道の城跡(周山城など)や滝などの豊かな自然や歴史を体感出来るスポットを設定。
  第1回 5月14日・15日
不動滝・堀越峠から熊壁坂へ
14日 小畑先生から「鯖街道に残る昔話」を聞いた後、 午後は美山、知井の不動の滝へ。滝にまつわる伝説や地元の人達の信仰に思いを馳せました。
  不動滝

15日 堀越トンネルから、棚野坂の入口に登り、旧バス道を歩いて堀越峠へ。 ここから熊壁坂を目指しての新緑がまばゆい稜線歩き。峠からは全山イワカガミの中、しっかり残る旧道を納田終方面へ下りました。

 
 熊壁坂    イワカガミ


  第2回 6月11日・12日
鮎が運ばれた道

11日(土)
午前は地元郷土史家の山村安郎さんから、山国荘からの「献上鮎」の話を聞きました、鮎献上の背景にある名主階級、山国荘の歴史にまで話が及び活発な質疑応答もあり皆さん関心をもってもらえました。午後は、細野の鮎師さんが大堰川へと歩いた高間谷から魚ケ淵への峠越えの街道を歩き、近場の日吉神社や山国護国神社も参拝しました。
12日(日)
朝は京北ふれあい朝市を訪問後、周山から河原谷に入り余野へ向かい、余野から雲月坂を越えて大森へのルートを歩きました。その後、霧谷の滝を見学。



講義

峠越え

  峠越え
 
第3回 9月10日・11日
西の鯖街道「栗尾峠と石山峠」 

10日(土) 
 西の鯖街道のルートについての座学の後、まず周山の小栗尾峠を目指し、、地蔵や石碑の残る古道の雰囲気を味わいました。その後大栗尾峠へと移動、ここでも峠を少し下ったところに残る弘法大師堂跡の石碑や茶屋跡に往時の賑わいを感じました。その後愛宕道からウジウジ谷を愛宕方面、田尻廃村への分岐までの街道歩きを楽しみました。
11日(日) 
 高浜へ移動、一瀬久男さんの若狭の歴史から自然など幅広い話を聞きました。石山峠の上り口へ移動し、工事中の石山坂越えのルート近く、ふるさと林道・石山~小屋線を歩いて名田庄の切明まで途中、若狭の海の展望も楽しみつつ峠越え。切明の廃村跡を見学して歴史を学びました。

    
 小栗尾峠                   大栗尾峠                    一瀬久男さんの講義
 
  第4回 10月9日(日)・10日(祝)
「周山城趾・山国隊・山国荘」をキーワードに、西の鯖街道の意味を考える講座。 

 山国の秋祭りに参加して山国荘や山國隊を考え、山城研究家の案内で周山城趾を訪れ京北の地政学的位置づけを考える講座でした。

10月9日
 周山から近畿自然歩道「桂川源流を訪ねる・九重桜コース」を山国神社まで桂川沿いに歩きました。快晴の秋空と未だ少し残る黄金色の稲田と緑のハーモニーが見せる風景を愛で、秋の到来を感じさせる植物の表情を観察しながらのゆったりとした里歩きを楽しみました。途中の道や史跡の奥に横たわる歴史なども学んで頂きました。
山国さきがけフェスタ会場に到着して地元の秋の幸の昼食の後、山国神社の秋祭りで、山國隊の鼓笛隊行進や立派な御輿を見学、それを生み出した山国荘の歴史を学びました。
 その後京都府立ゼミナールハウスで開催されていた「アートにふれる二日間」のイベントにも参加し、今の作家の作品も楽しみました。

10月10日
 二日目は山城研究家、高橋成計先生による周山城をテーマにした講義を聞いた後、京北トレイルを利用して戦国時代末期の明智光秀築城の周山城趾へ登りました。普通なら見過ごしたり、単なる窪地や土塁と思ってしまう城の遺構ですが、専門家の解説を聞いて築城時の城の姿を想像することが出来、その壮大さに想いを馳せることが出来ました。そして何故この地に築城されたのかの話を聞くと、若狭と京の都を結ぶ西の鯖街道の要所としての地政学的な位置づけを学べました。

 

 
秋の桂川沿いを歩く
 
高橋先生講義風景

 
周山城跡への登り

 
周山城跡
 
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